データの検証

1・観察者内変動(Intraobserver)、観察者間変動(Interobserver)について
  エコー画像が同じなら観察者内変動はコンピュータ方式の場合はテンプレートの置き方によって
  わずかの計測誤差が生じるだけである。インティマスコープの場合で±0.01mm程度である。
  従って観察者内変動はコンピュータ方式によってはなんら変動幅が小さくなることはなく従来
  マニュアル方式で有していた変動幅がそのまま引き継がれると思われる。
  ここで変動幅は変動係数を意味している。

2・反対に観察者間変動はコンピュータ方式を採用することで大幅に改善される。
  90年代の前半に検討されてきたように我々のインティマスコープを用いた実験でも
  同様に熟練者の場合でもマニュアル方式では観察者間に3−5%の変動が認められた。
  従ってこの分がインティマスコープによって改善される変動幅になると思われる。

3・おおざっぱに考えれば従来のマニュアル方式が有していた変動幅10%はコンピュータ方式に
  よる計測を用いることでその変動幅を約半分の5%に押さえられると言うことができる。

4・病理学的検証に寄れば直接IMTを測る場合でも0.7%の観察者内変動が認められると言われる。
  さらにその同じ組織をエコーイメージで計測すれば変動幅は約5%に跳ね上がる事が解っている。
  つまり変動幅5%程度は頸動脈エコー方式そのものが有している変動誤差であると言える。

5・AHA1991年-1995年の間に発表されたIMTの論文23編を再現性の面からレビューした報告でも
  コンピュータ方式を用いて計測されたデータ3編のIntra-,Inter-Observer3は3−5%に改善
  されている。殆どのマニュアル計測方式では10%の変動幅が認められた。

6・コンピュータを用いたIMT計測法は測定誤差がソフトのアルゴリズムにかなり影響されることが
  スエーデンのチームにより報告されている。従って各研究者毎に作られたソフトを用いて
  計測するよりは標準的なソフトで計測するほうがより計測値に汎用的安定性をもたらすであろうと
  思われる。

以上のように上記内容の出典論文および上記内容でまとめられた計測誤差の資料など常に最新の報告を交えて
用意しております。デモも含め気軽にお尋ね下さい。





検証画像左のグラフは大阪大学医学部第一内科において
IMTの計測に携わっている熟練者3名が、従来の
ノギスを使った方法で測定した後同様な方法で
インティマスコープを用いて計測した観察者間
変動のデータである。
詳細は左のグラフをクリックしてください。













ハードに依存した画質の違いがIMT自動計測に与える影響

 DVビデオウオークマンを使い超音波診断機のNTSC出力をアナログ端子からDVカセットに録画させた後、PC側にDVのまま転送した場 合と、さらにアナログのままビデオ入力カードを使って転送した場合とで、画質と測定誤差を比較したデータである。

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