<評価方法> 評価方法は従来のノギスによる方法を基本にしていますが、コンピュータ処理によ り、任意の連続した範囲のIMT距離が算出できるようになりました。そこで精度と 変動幅を少なくできるコンピュータ処理に適した評価方法も取り入れました。Y方式IMT評価法 ノギス法が最大IMT値と、左右それぞれ1cm離れた点の3点の平均を使ってい たのを考慮した方法である。最大IMT値と、その点から0.5cm離れた点を起点にし て、左右外側の点の平均を計算する。(ノギス法の左右1cmの点が左右の平均値を 代表していたとして0.5cm手前から平均する)ただしコンピュータ処理では最大IMT 値が常に中心に来るとは限らないため、左右別々に平均したのでは、平均するポイン ト数が足らない場合誤差になってしまう恐れがある。そこで平均は左右合わせて平均 し、評価の計算時従来のノギス法と同じになるよう計算方法を形式的に合わせた。 従って計算上は3点平均法に類似させた方法である。この方法は大阪大学医学部第一 内科山崎義光先生のアイデアを取り入れた方法である。
最大IMT評価法 最大IMT値のみを評価する方法である。この場合は1点評価になるためバラツキ が大きくなる傾向があるが、プラーク等の突出した大きさを重点に評価する場合等有 効である。
3点平均IMT評価法 切りだしテンプレートの中心と、左右1cm離れた3点の平均で評価する方法で、 従来のノギス法と類似した方法である。従って切り出しテンプレートの中心を、最大 IMTと思われる位置に検査者が判断して持っていく必要がある。コンピュータが自動 で最大IMT値を見つけてくれないので注意が必要である。
平均IMT評価法 文字どおり、自動で検出された全IMT値を単純平均して評価値とした評価法であ る。最大IMTを特別な点として処理しないため評価の安定性が一番ある方法である。 特にIMT値が平均して一定の厚みを維持している場合などに有効な方法である。
基準IMT評価法 総頸動脈が内頸動脈側に分岐し始める位置から、上流に一定距離戻った1点を評価 IMTとする評価法。5mm,10mm,15mm,20mmのいずれか一点を選択できる。一 般的には 15mmを基準にする場合が多い。プラークが分岐近辺に存在しているにも 関わらず 総頸動脈周辺でのIMTを評価したい場合など有効である。(常に右方向を分岐位置に した配置した画像で、基準位置は左方向、すなわち心臓側上流に計られる事に注意、 左を分岐位置にした画像では計測不可。)
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