<画像のキャッチ>
HS-3000を10MHz
probeを使って測定した例です。
総頸動脈の横断面を頭部に向かって移動させると内頸動脈が現れ のでプローブを画面右が頭部になる位置に90度回転させ縦断像 を観ます。通常は横断像と縦断像は一緒の画面ではありません。

一般的には総頸動脈から内頸動脈に分岐する直前を心臓側に向か って2−3cmの範囲のIMTを観測の対象とします。実用的には分岐 からその範囲できれいに検出された内膜ラインを1cm程切り 取り、連続したIMT平均値を測定するのが良いようです。やはり フランスでコンピュータによるIMT検出を実用化しているグループ では分岐から3cm離れた位置の連像1cmの平均値を評価値と しているようです。これはコンピュータによる連続測定の安定性 を巧く使った例ともいえます。従来我が国で行われていた ノギスによる方法では3点の平均を取る方法が一般的に行われて いましたが1点、1点の測定ばらつきを考慮すると連続平均が適して いるように思えます。特に1点、1点の測定にさらに測定者間バラ ツキも加わるためなおさらです。ただし評価方法は評価の考え方 にもより適切な方法を選択して下さい。

これは左側ですがほぼ平均ではIMTは同程度でした。内膜を連続 ラインとしてとらえるにはプローブの長軸を頸動脈の管軸に平行に なるようにすこし回転させてみると良いでしょう。また同時に 超音波が脈管壁面に垂直に入るように接触面を左右に傾けてみると 一瞬内膜ラインが連続的に見れる位置があります。さらにコント ラスト,深さ方向の感度(STC)なども変えてみる方法も必要です。

参考に超音波の拡大機能を使った例です。

総頸動脈から内頸動脈に入り内頸動脈のIMTを計測しようとした例である。 残念ながら内頸動脈はプローブを均一に長管軸にそって密着させるのは極めて 難しいためきれいな内膜ラインを検出するにはテクニックが必要である。
そこでフリーカットツールにより内膜ラインが見えている 部分のみカットする。
右端の内膜ラインが平坦で内膜として確認しずらいため実際の自動検出 ポイントを表示している解析画像は外膜エッジをミス検出している。 そこで修正ツールを使って補正し再度ラインを計算させたのが中央の作業画像 である。